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町の自転車屋さん

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最近は全国チェーンのスーパーやホームセンターなど、
大量仕入れ大量販売の店の方が安く自転車を買えることが多い。

いわゆる“町の自転車屋さん”には、なんか入りづらかったり、
値段が掲示されてなかったり、されていてもすごく高かったり。
個人的にはずっとそんな印象でした。

一週間ほど前のことでした。
買い物に行こうと自転車に乗ったところ、
スタンド(自転車を立てておくためのアレです)がおかしくなってることに気づきました。

スタンドを上げたつもりでも、走行中に下がってきてガリガリ・・・
逆に立てようと、スタンドを降ろそうとしても途中までしか降りない。

危ないので、そのまま買い物に行くのはあきらめ、
最初に近所の自転車屋さんに行くことにしました。

店に着いてみると、私の前に先客がいた模様。多分パンク修理。
お客さんはいなかったけど、店員さんが年季の入ったママチャリからタイヤチューブを取り外してる最中でした。

お店の人は一人しかおらず、順番待ちにも修理にも時間がかかりそうな感じ。
症状を口頭で説明して、修理してもらっている間に徒歩で買い物に行くことを覚悟しました。

ところが。
症状を聞くや否や、自転車を見てもいないのにすぐに工具を一本手に取り、
私の自転車の元へ。

そして・・・
慣れた手つきでちょいちょいちょいといじって一分もかからずにさらっと直してくれたのです。
工具もピッタリ合ってたみたい。

そして「はいっ!」と言い残して、お店の中へと戻っていきました。お代も0。
感動してしまいました。カッコイイと思いました。カーックイイ!

耐久財を購入する際の選択基準には、製品自体の機能・品質、価格、
そしてアフターサービスがありますが、
買うときにあまり意識することのないアフターサービスをこの日、とても強く意識させられました。

次に自転車を買うときは、ぜひ今回お世話になった自転車屋さんで買いたい。
強くそう感じました。

私の中での町の自転車屋さんのイメージがガラっと変わった日になりました。

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