最近PeerCast配信を始めました。
まとめサイトのおかげで粗方スムーズに準備を進められたのですが、Vistaではいくつかうまくいかない部分が。そこで取った対策をメモしておきます。
私が遭遇した問題はWindows VistaでWindows Media エンコーダを使用して画面取り込み配信を行う場合に
- SCFHを使用するとフレームレートが著しく低下する
- DirectXを使用したゲームなどを取り込むとフレームレートが低下する
の2点。
SCFHを使用するとフレームレートが著しく低下する
SCFHの縮小方法を[DirectDraw]から[縮小しない]に変更すれば軽くなります。
しかしこれでは取り込みサイズが配信解像度を超えている場合、画面の一部しか取り込むことができません。
そこでVH Screen Capture Driver(VHSC)を併用します。(1.5を推奨。2.0betaはうまく動かなかった)導入・基本的な使い方はまとめサイトを参照下さい。
以下のように設定します。
-
WMEの[圧縮]タブの[ビデオサイズ]を[ビデオ入力と同じ]にチェック。
-
VHSCのSettings
[Frame rate]をWMEで設定しているものと同じに
[Align video]にチェック
[Show mouse]、[Show clicks]、[Optimize screen capture]のチェックを外す
[Resize to output size]、[Use linear resize in 32bit mode]にチェック
[Specify output size]にチェック
[Width]、[Height]に配信したい解像度を設定
[Register in ROT]のチェックを外す
- VHSCのCapture
[Left]、[Top]を0に(他の値には絶対変えない)
[Track window]、[Track screen]のチェックを外す
SCFHのアスペクト比維持機能が使えないため、取り込み範囲を変更する都度手動で調節することが必要になります。
実際に使用する際の手順は以下のようになります。
- SCFHで取り込み範囲を指定する
- SCFHで取得された[サイズ]の値を基に、配信解像度のアスペクト比に合わせて調整した値をVHSCの[Capture]タブ[Width]、[Height]に入力
(アスペクト的に長くなる方を基準に値を求める=短い方に余白を付けてやる)
例えば配信解像度が480*360、SCFHでの取り込みサイズが300*400の場合は
配信解像度の比が4:3、取り込みサイズの比は3:4なので、アスペクト的に長くなる高さ400を基準に横幅300を調整します。
400*(4/3)=533 となり、VHSCの[Capture]タブ[Width]、[Height]にそれぞれ533、400と設定すればOKです。
DirectXを使用したゲームなどを取り込むとフレームレートが低下する
コントロールパネル→システムとメンテナンス→パフォーマンスの情報とツール
左ペインの[視覚効果の調整]→[視覚効果]タブ→[デスクトップ コンポジションを有効にする]のチェックを外す
Aeroは切れてしまいますが、これで改善してくれる場合が多いです。
コメント
よかったです!
僕は結局XPに“アップグレード”しちゃいました。
でもVistaに未練もあるので、もっとツールの対応などで環境が整ってくれることを祈ってます。
はじめまして。
僕もpeercastで配信初めて4か月ほどになりますが、Vista環境にてSCFHでの取り込みをするとカクカクで
かなり困っていましたが、おかげで解決しました!
明日から快適な配信ができそうです、ありがとうございました!