携帯電話と比較して見ていこうと思います。
まず、電話としての基本機能である通話について。
・音質
固定電話と携帯電話を使ったことがある人なら誰でも感じることですが、
携帯電話は固定電話に比べると音質がだいぶ落ちてしまいます。
その点、PHSは固定電話に近い音質で通話が可能です。
一定時間の間にどれだけ情報をやりとりできるかということを示す値を帯域と言いますが、
携帯電話はPHSに比べ、通話に使える帯域が1/3~1/5程と小さくなっています。
そのため、通話音声データにはより強い圧縮がかけられています。
この圧縮規格のことを音声コーデックと呼びます。
ドコモのFOMA等では、より効率がよい優れた新しいコーデックを使用しているため、
同じ帯域しか利用していなくても、古いコーデックと比べて音質は改善されています。
それでも原音とはだいぶ異なった音になってしまっています。
PHSは携帯電話に比べ音声帯域が大きいため、
強い圧縮をかけなくてもよいので高音質な通話が可能なわけです。
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